フェリペ国王は2004年、国営テレビのキャスターで離婚歴のあるレティシアさんと周囲の反対を押し切って結婚。翌2005年には長女レオノール王女が、2007年には次女ソフィア王女が生まれ2人の娘の父となり、親しみやすい皇太子一家として人気を集めていた。2014年、カルロス国王の生前退位を受け46歳のフェリペ新国王が誕生。数々の不祥事を起こしてきた父への年金支給を中止し、財産の相続は放棄。前国王と距離を取ることで王室の信頼を取り戻そうとしてきた。レオノール王女は即位10周年の晩餐会で国王以上ともいえる注目を集めており、18歳の誕生日を迎え正式に王位継承者となった。