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「フアン・サンチェス・コターン」 のテレビ露出情報

フアン・サンチェス・コターンはスペインのトレドで誕生した。43歳で俗世を離れ、静かな修道生活に身を投じた。常に人にやさしく、質素で物欲のない慎み深い人物だったという。主に描いていたのは宗教画。今日の作品の時期に描かれた作品では宗教画を保守的に描いていた事がうかがえる。しかし静物画に限っては独創的に描いていた。コターンが活躍した16世紀末のヨーロッパはスペイン、フランドルなどで静物画が独立したジャンルとして生まれだした頃。その頃、イタリアのを中心にカトリック圏で大きな潮流となりつつあったのはバロック。ドラマ、エモーションを描き、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオが描いたゴリアテの首を持つダヴィデは羊飼いの若者のダビデが巨人のゴリアテを倒したという旧約聖書の1番目。カラヴァッジョは光と影を巧みにあやつり、人々の感情に強く訴えかけ劇的な宗教画を生み出した。この革新的な絵画表現は後の画家たちに大きな影響を与えた。コターンは人物ではなく、果物や野菜を描く静物画に光と影のドラマを持ち込んだのはこの1枚だったのかもしれない。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年5月31日放送 22:00 - 22:30 テレビ東京
新美の巨人たち新美の巨人たち
上野公園にやってきたのは和田彩花。今日は西洋絵画の一大ジャンルの静物画の原点をみにいく。現在 ルネサンスからの600年にも及ぶ企画展が開催中。中でも目玉と言える作品は奥にあり、今回初公開になるのはフアン・サンチェス・コターンのマルメロ、キャベツ、メロンとキュウリのある静物。およそ450年前に描かれた現存するスペイン最古の静物画。ごつごつした手触りまで感じられ[…続きを読む]

2025年5月5日放送 10:25 - 13:55 TBS
ひるおび(エンディング)
西洋絵画、どこから見るか?の紹介。

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