ハンガリーはヨーロッパの中央に位置していてウクライナと隣り合っている。人口は約950万人、面積は日本の4分の1。オルバン首相の任期はEUの現職の首脳の中で最も長い16年だった。この間、政権与党は法令を次々改正し、政権に批判的なメディアの統制を強めるなど強権的だった。さらに汚職疑惑や物価高騰で国民の不満が高まっていた。これに対抗したのが新興政党「ティサ」のマジャル党首。マジャル党首は反汚職や経済改革などを訴え幅広い支持を集めた。オルバン首相はEUのウクライナ支援に反対していた。これに対してマジャル党首はEUとの協調姿勢を鮮明にしている。メルツ首相やマクロン大統領らは歓迎している。オルバン政権の退陣でウクライナ支援に弾みがつく可能性がある。ハンガリーは有入原油の8割以上をロシアに依存している。ハンガリーの新政権が米露両国とどう向き合っていくのかも注目される。
