アメリカのトランプ大統領の関税政策について。27日の演説で近い将来、外国から輸入される半導体と医薬品に関税を課す考えを示した。対象の国はどこになるのだろうか。それを明らかにしていないので日本も対象になるかどうか分からない。そして時期も近い将来、関税率も分かりない。あるのはこの発言だけということだ。仮に日本も対象になった場合はどの程度影響を受けるのだろうか。去年の輸出額で見てみると、半導体など製造装置が5298億円などとなっている。この6兆円を超える自動車と比べると規模は小さいが、これらは今は関税がかかっていないので日本も対象になると当然影響を受ける。それから日本を含むすべての国への一律関税でも新たなニュースがあった。イギリスのフィナンシャルタイムズはアメリカのベッセント財務長官が支持するとする一律関税の案を伝えた。初めは2.5%の関税なのだが、その後は毎月2.5%ずつ引き上げていきて、最終的には20%まで引き上げる可能性があるとしている。これはすべての国を念頭に入れている。そ実際、これを課すとなると影響はかなり大きくなると思う。このように段階的に引き上げる構えを見せて、交渉を有利にしたいということだと思うが、記事ではトランプ大統領はまだ検討中で方針は決めていないとも伝えている。関税のニュースに警戒する日々が続く。
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