7日フランスで行われた議会下院の選挙の決選投票。事前予測に反して最大勢力となったのは「左派連合」だった。マクロン大統領率いる「中道連合」とは政策面で大きく異なることから連立を組むのは容易ではないとみられている。左派連合の「新人民戦線」が180議席を獲得し最大勢力、マクロン大統領率いる中道の「与党連合」は議席を大幅に減らし163議席。フランス・アタル首相は8日午前マクロン大統領に辞表を提出した。そして事前予想で第1党になるとみられていた極右政党の「国民連合」は連携する勢力と合わせて143議席で第3の勢力に留まった。国民連合・バルデラ党首は与党連合と左派連合が行った選挙協力を批判。