AFP通信によると12日、ネタニヤフ首相はニュース番組のインタビューで「大イスラエル構想に賛同するか」と問われ、「賛同する」と回答。大イスラエル構想とは旧約聖書に書かれた紀元前10世紀ころ、ソロモン王時代のイスラエル王国の領土を回復するというもので、極右の超国家主義者がこれらの地域の占領を求めている。現在のパレスチナ自治区・ガザ地区とヨルダン川西岸だけでなくヨルダンやレバノン全土、シリア、イラク、サウジアラビアやエジプトの一部もイスラエルの領土とみなす考え方(英国メディア・middle east eye)。中東各国はネタニヤフ首相の発言を非難している。ヨルダンは「危険で挑発的なエスカレーションであり、国家主権への脅威だ」と、カタールも「不合理かつ扇動的だ」と非難した。イエメンの首都・サナアでは数万人が集会を開き抗議している。ネタニヤフ首相の発言の狙いについて、現代イスラム研究センター・宮田律理事長は「あえてメディアにこの質問をさせた可能性がある」と指摘、「戦争継続の口実を確認したい意図があるのでは」としている。イギリス、フランス、カナダ、オーストラリアがパレスチナ国家承認ということで国連総会で表明するとオーストラリアの首相は話した。田中が「国内向けの発言に終始し、周りの国に与える影響を考えていない。一国の首相の発言と思えない」などとコメントした。
