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「フランツ・カフカ」 のテレビ露出情報

24年9月に開催された「東京ゲームショウ」には約1000の企業、団体が集まった。出版業界の国内市場が伸び悩むなか、ゲーム市場は成長を続けている。集英社ゲームズはこれまでに4本を販売するも、ヒット作には至っていない。そこで、ゲーム完成までの資金提供、宣伝を担い、制作会社と利益を分け合おうと、各ブースをめぐり、商談を重ねた。「eスポーツ」に目を向けると、ゲーム会社は自社のゲームの大会を開き、選手の活躍を世界に配信している。ブラジル・サンパウロに暮らす24歳のNOBRUはシューティングゲームの世界大会で優勝し、「eスポーツ界のネイマール」とも評される。実家は貧困層が暮らすスラム街”ファベーラ”にあった。19年に行われた大会で頭角を現し、ゲーム自体、3年連続でゲームアプリ最多のダウンロード数を記録。NOBRUの年収は5億円を超えた。貧困対策を行っているブラジルの団体はゲームを通じた職業訓練を行っていて、授業料は無料。ゲーム市場とのつながりにより、貧困が再生産される悪循環を断とうとしている。
1980年前後、家庭用ゲーム機が登場し、人気ゲームが販売されると長蛇の列ができた。2000年に入ると、ゲーム機や携帯電話のデータ容量の増加で、カセットなどは不要に。一方、ゲームの課題も顕在化。世界保健機関によると、日常生活に支障をきたすほど熱中することはゲーム障害と定義され、子どもの高額課金問題も報じられている。
個人のクリエイター、小規模のグループが独自に制作するのがインディーゲーム。「マインクラフト」はスウェーデンの若者がネット上に公開したゲームで、アメリカのマイクロソフトが25億ドルをかけて買収した。1年間にインディーゲームの本数は主要な販売サイト1つだけでも1万6000本にのぼり、集英社ゲームズはインディーゲームの発掘に社運を賭けている。5年前、インドネシアで制作された「コーヒートーク」は冒険、派手なバトルはなく、ゲーム内のカフェの来店客がこぼす告白にプレイヤーは耳を傾けるだけ。これまでに世界で200万本を売り上げ、東南アジアを代表するゲームとなっている。クリエイターのモハメド・ファーミ氏は訪れていたカフェをモデルにしたといい、お茶仲間のコスタ氏は「誰もが認められ、差別も軽視もされることのない場所だった」と話す。発売から2年後、ファーミ氏は喘息の発作で32歳の若さでこの世を去った。
ゲームジャーナリストの徳岡正肇氏によると、インディーゲームのプレイヤーに話しを訊くと、「僕のために作られた気がする」と答える人が多くいるという。ゲームは本、映画、テレビなどこれまでのメディアにはない影響力を持ち始めている。24年、チェコではフランツ・カフカの小説、手記を題材にしたゲームが誕生した。制作会社はカフカ文学の魅力を届けたいといい、CEOは「カフカの思想の意義は現代社会においても失われていない」と話す。プレイヤーの1人で17歳のロウバルさんは不条理な出来事に直面すると、懊悩していた。だが、ゲームを通し、不条理も笑い飛ばせばいいと考えを変えたといい、カフカの作品も読むようになった。
ロシア政府は愛国心に繋がるようなゲーム制作をバックアップし、補助金も出している。一方、この流れを嫌ったクリエイターは海外へと移住し、「プロパガンダを作る必要も、作るつもりもない」と話す。ゲームは娯楽というかたちをとりながら、人々に影響力を及ぼすメディアとして意図的に利用されてもいる。集英社ゲームズでは東京を舞台にしたゲーム開発会社への出資を前向きに検討していた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年1月24日放送 12:20 - 12:25 NHK総合
週末のNスペは…週末のNスペは…
週末のNHKスペシャルはゲームと人類の歴史を紐解く。土田晃之は「年配の方に見て頂きたい。娯楽だったゲームの世界が広がったことを知るべき」、市川紗椰は「平等で本当の無差別級のスポーツが出てきた」と話した。

2024年8月17日放送 12:30 - 13:26 テレビ朝日
クイズプレゼンバラエティーQさま!!現役音大生が選ぶ!本当にスゴいクラシック音楽家ベスト10
現役音大生が選ぶ!本当にスゴいクラシック音楽家ベスト10を発表。音大生インタビュー問題「本当にスゴいクラシック音楽家6位の人物は誰?」と出題。正解は「バッハ」。バッハは王様などのために1000曲以上を作曲した。
社会問題「死後に世界的評価を受けた人物を左から順に3人全て答えよ」と出題。正解はシューベルト、メンデル、カフカ。
ズームアウト問題「バッハの曲を[…続きを読む]

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