ブタペストから中継。集会で参加者の主張に共通するのは、その国のアイデンティティーや伝統的な価値観を守ることの重要性だ。移民難民や性的マイノリティの人達といった多様性を尊重することには否定的な姿勢で、懸念も生んでいる。6月の欧州議会選挙を前に、ドイツのような歴史的に極右の警戒感が強い国でも、極右的だとされる政党の支持が伸びている。オルバン首相はトランプ氏との接近や今回の集会などを通じて、欧米の保守勢力の中で存在感を発揮している。一方で欧州の保守勢力の中ではロシアへの距離感を巡ってばらつきもある。オルバン首相がロシア寄りである限り、リーダーと位置づけられるのは難しいという見方もある。またオルバン首相は中国との接近も進めている。これについては米保守勢力との間でも立場の違いがあるという。