食品の価格高騰が続いている。そんな状況の中で増え続けているのが輸入食材。中でも果物が増えている。物価高の波を受けて都内の飲食店ではタマネギの産地を変更。国産品から輸入品を使うことにした。輸入品に切り替えたことで仕入れ値は2割ほど抑えられたという。物価高などの背景もあってか近年、日本の食品輸入は増加中。農林水産省によると日本の食品輸入額は3年連続で10兆円超え。天候不順などによる品薄が目立った野菜は顕著でキャベツの去年の輸入額は12億円超えで前の年のおよそ2.5倍。この冬、高いと言われ続けた鍋野菜、白菜もおよそ2.6倍と輸入額が膨らんでいる。また、輸入商社の倉庫を訪れるとトルコ産のかんきつがずらり。輸入量は去年の2倍ほど。国産ミカンが不作でトルコ産がその穴を埋めているという。京都のスーパーでは1月、1玉税別198円の中国産キャベツの情報もあった。