千葉・富津市で緑をつなぐヒトが日本製鉄・小杉知佳さん。海藻が無くなる海の砂漠化とも言われる磯焼け。原因はウニによる食害や鉄分などの栄養不足が原因と言われている。磯焼け対策として開発したビバリーユニットは、ヤシ袋の中に鉄鋼産物のスラグと腐葉土を混ぜたものが入っている。ビバリーユニットから鉄分が溶け出し昆布など海藻の成長を促す。栃木県出身の小杉さんは北海道大学で約10年間、水産資源の研究をしていた。2009年に日本製鉄に入社し海の保全の仕事に携わっている。小杉さんは鉄鋼スラグで海藻を育て脱炭素につなげている。