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「ブルース・エルカス」 のテレビ露出情報

マリアン・イングルビーは従軍カメラマンの祖父から写真を受け取った。写真には多くの残虐なものが写されていたという。写真の多くは激戦として知られている硫黄島でのもので、敗戦直後の日本の写真も数多く残っていたという。
今年5月。マリアン・イングルビーは写真の調査のために日本を訪れた。まずは硫黄島で捕虜になった日本兵の家族を訪ねた。そこで元日本兵の山口周一さんに話を聞いたという作家のかわな静さんも交えて、マリアン・イングルビーが持ってきた写真を見せて当時について語り合った。
マリアン・イングルビーは祖父のブルース・エルカスと同じ部隊に所属していた退役軍人に接触することにした。そこで退役軍人のドン・グレイブスさんに話を聞くことができた。硫黄島での戦闘当時は19歳で、若い兵士から真っ先に命を奪われる戦場の不条理を感じたとドン・グレイブスさんは語った。また戦後のブルース・エルカスをよく知る親族がカリフォルニアに存命だったので話を聞いた。そこで親族のレイ・ラファエルはブルース・エルカスについて「人間が引き起こしたあらゆる惨劇を目撃してうんざりしていたのだと思います」と語った。
日本での調査を進めてきたマリアン・イングルビーは軍事史の専門家の山田朗教授に写真を見てもらった。写真を見た山田朗教授は「本当の兵士の姿だし、戦場の姿なんですよね」と語った。ブルース・エルカスは戦後は日本に進駐して全国を回って敗戦国の姿を撮影していった。そこでマリアン・イングルビーは当時祖父が撮影した同じ場所を訪ね歩いた。そうした中で慰安施設への政府の関与にマリアン・イングルビーは衝撃を受けたという。
戦勝国のアメリカにとって、慰安施設の利用は当たり前のことだったという。専門家はブルース・エルカスの写真から「慰安施設は日米の合作」だと思うという見解を語った。マリアン・イングルビーは「女性たちにとって最大の被害は国のために犠牲にされたことだと思います」と語った。マリアン・イングルビーは戦勝国が敗戦国の市民たちの心も体も奪う戦争の現実を改めて突きつけられたという。
マリアン・イングルビーはオランダに戻って、戦後の祖父を知るレイ・ラファエルさんと写真について語った。これまでに公になることがなかった祖父の写真から、不都合なものは覆い隠されてしまう戦争のもう一つの現実をマリアン・イングルビーは感じたという。マリアン・イングルビーは子どもたちに少しずつ祖父の戦争を伝えていくという。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年8月16日放送 22:30 - 23:20 NHK総合
NHKスペシャル(NHKスペシャル)
マリアン・イングルビーは従軍カメラマンの祖父から写真を受け取った。写真には多くの残虐なものが写されていたという。写真の多くは激戦として知られている硫黄島でのもので、敗戦直後の日本の写真も数多く残っていたという。
今年5月。マリアン・イングルビーは写真の調査のために日本を訪れた。まずは硫黄島で捕虜になった日本兵の家族を訪ねた。そこで元日本兵の山口周一さんに話[…続きを読む]

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