先月27日、ニューヨークで行われたトランプ氏の選挙集会で共和党支持者のコメディアン・トニー・ヒンチクリフ氏が米国の自治領プエルトリコをゴミ呼ばわりしたことが波紋を呼んでいる。プエルトリコへの差別発言に対し複雑な思いを抱いている民主党を支持するダミットウェスリーさんをジャーナリスト・増田ユリヤが取材した。彼の住むノースカロライナ州は人口が約1083万人で、そのうち有色人種が4割ほど住んでいる。ウェスリーさんは「共和党が勝利すると人種差別の歴史が繰り返されることになる」と話す。ウェスリーさんは黒人の選挙参加を期日前の投票所近くで行う音楽イベントで呼びかける。ウェスリーさんと同じように独自の方法で投票を呼びかけているのが民主党を支持するラテン系米国人・アイリーンゴディネズさん。ゴディネズさんが所属するラテン系有権者の支援団体「Poder NC Action」はSNS上に選挙の焦点となる「中絶」「移民問題」などをテーマにしたドラマを公開。ラテン系の人にも伝えるため英語だけでなくスペイン語も使用している。