(中継)ジャカルタ。インドネシアのバリ島は美しいビーチや棚田、ヒンドゥー教の寺院らが世界中の人々を引き付けている。バリ島は観光が基幹産業で重要な収入源となっている。今そのバリでホテルなどの新期の建設を規制しようという動きが出てきている。今島内で建設ラッシュが目立つ。観光客の回復に伴い次々と田んぼが売られ、需要の高まりを見越した投資家が開発を進めているとみられる。インドネシアでは外国人は土地を所有できないため土地利用の権利を農家から買い宿泊施設を開発・運営している。特に増えているのが「Villa」と呼ばれるプールなどがついた一戸建ての建物。一方相次ぐ農地の転用に危機感をおぼえる農家もいる。一部は世界遺産を構成する要素となっている棚田、景観を守るため農家が経済的理由で農地を手放さなくても済む政府の支援が必要だという。中央政府は開発の規制に踏み切ろうとしている。