COP30の焦点について現地ブラジルベノンからサンパウロ支局吉永さんの解説。今回は5年に一度の温室効果ガスの削減目標を見直す機会、国連は今年2月までに新たな目標の提出を各国に呼びかけてきたが会議を目前にした今も提出した国・地域は70と半数に満たない。また9月までに提出された目標値を積み上げても国際社会が目指す1.5℃に抑える目標には程遠い水準と指摘されている。さきほどまで行われた会合ではトランプ政権が気候変動への対策から手を低姿勢を露骨に批判する首相もいるなど参加国からは危機感が伝わってきた。今回のCOPでは世界各国がいかに協調して気候変動対策を進めていく姿勢を問われている。
