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「ベルギー王立自然史博物館」 のテレビ露出情報

6000年前の遺跡から見つかった本来エジプトにはいなかったはずのゾウやヒヒの骨。一体どういう事なのか。謎の手がかりを掴むため動物考古学の権威でベルギー王立自然史博物館のニア博士に骨の分析を依頼すると「この遺跡で発見されたほぼすべての動物の骨にある特徴が見つかった。手や足に骨折の痕があった。おそらく人間から何かしらの鈍器で殴られた際に腕を上げて頭部を守って出来たものでしょう」との回答が。しかし人間に殺されて埋められたわけではないそうで「折れた部分が少し太くなっているのがわかる。つまり折れた骨が治ったということ。殴られた後に人間から手当を受けていたという証拠」だという。博士の考えでは、縄で縛られて逃れようとしたときに折れたのではないかとのことで「遠くで捕獲された後に連れてこられ、飼育されていたと推測できる」とのこと。他にも飼育されていたとみられる証拠がある。ゾウの胃の内容物が奇跡的に半分も消化されていない状態でゾウの骨の近くで発見された。その内容物を分析する通常は草しか食べないはずだが、と魚の骨や調理された小麦が見つかったという。なぜ当時の人々はエサの用意にはかなりの苦労がいるのにそこまでして飼育していたのか。フリードマン博士は「ここは世界初の動物園だった。まだ文字もピラミッドもないような時代に動物園があったなんて驚き。当時、獰猛なカバをなどを捕獲するのは大変。そこで実はイヌをつかって捕獲していた。墓地からは60頭以上のイヌの骨が見つかっている」と分析する。ベルギーのサンカントネール博物館にも興味深いものがある。スタン・ヘンドリクス教授は「ヒエラコンポリスと同時期に作られた土器にはイヌを使った猟の様子が描かれている。どうやら当時の人々は犬を飼っており、イヌたちと協力しながら動物を掴まていたのでしょう」と話す。では一体誰がなんのために動物園を作ったのか。フリードマン博士は「当時のエジプト人は土地を荒らし人々を襲う動物を恐れていた。支配者たちはその動物たちを捕らえて見世物とする動物園を作ることで権力を誇示していた」と話す。さらに調査を進めると不思議なことが。フリードマン博士は「彼らが亡くなった際、動物を道連れにする儀式が行われていた」と話す。しかしある時代を境に動物園はなくなってしまったという。一体何故なくなったのか。

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