広島県大竹市の下瀬美術館が世界的な建築賞「ベルサイユ賞」で“世界で最も美しい美術館”に選ばれた。瀬戸内海に浮かぶ島々から着想を得たカラフルな展示室が周囲の景観と調和していることや、展示室の一部が水に浮いて動くといった独創的な点が評価されたという。下瀬美術館は国際的に活躍する建築家の坂茂さんが設計し、去年3月に開館。日本と西洋の近代絵画や西洋工芸など約500点を収蔵している。ベルサイユ賞は2015年に創設された世界的な建築賞で、これまで空港やホテルなどを対象にしていたが、今回美術館や博物館を選ぶ部門が新設された。