イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘停止に向けた交渉のため中東を訪れていた米国・ブリンケン国務長官は20日「数日内に合意に至る必要がある」と強調した。ブリンケン国務長官はイスラエルとハマスとの戦闘停止交渉の仲介で中東を訪問。20日、帰国を前に早期の合意を目指す決意を語った。交渉をめぐってはハマスがイスラエル軍のガザ地区から安全撤退を求めているが、米国メディア・アクシオスは「ネタニヤフ首相が部隊の一部を残す意向を伝達」との見方を報じている。ブリンケン長官は「米国の提案にはイスラエル軍の撤退の時期と場所が明記されイスラエルは合意している」と述べるにとどめた。ハマス幹部はロイター通信の取材に対し、米国の提案を「イスラエル寄り」と批判。合意に至るかは不透明。