解説委員・小澤正修の解説。夏の全国高校野球が開幕。舞台となる甲子園球場はもう100歳。100年前の大正13年、日本初の本格的な野球場として甲子園球場が造られた。甲子園球場を建設した阪神電鉄・三崎省三専務は「野球は必ず普及する」として大リーグのニューヨークジャイアンツが本拠地にしていたポログラウンドを参考に東洋一のマンモス球場を目指した。日米野球で来日したベーブルースは「この球場は広すぎる」と悔しがったといわれている。甲子園球場も空襲に遭い、近江晴子さんは父親のとっさの判断で球場の外野スタンド↓へ避難し扉を締めた瞬間に焼夷弾が近くに落ちた。近江さんは、「甲子園球場は命の恩人」と話している。今年の甲子園は、開幕から3日間は初めて午前と夕方の2部制で実施される。