アメリカとイスラエルがイラン攻撃を始めて今日で12日目。イランの国会議長は10日、インフラをめぐる戦争を始めるなら我々も確実にインフラを標的にすると発表した。同じ日、CNNはイランがホルムズ海峡に機雷の敷設を始めたと報じた。ホルムズ海峡は世界で消費される原油の20%が通行するとされる。トランプ大統領は、イランがホルムズ海峡に機雷を敷設したという報告は受けていないと報道を否定したうえで、迅速かつ暴力的に対処するとした。アメリカ中央軍はイランの機雷敷設船16隻を撃破したとしている。35年前、イラクがペルシャ湾に1200個の機雷を敷設。日本や欧米など9カ国が協力し機雷を除去したが開始から完了まで6か月以上かかった。長期化が懸念されるイランによるホルムズ海峡封鎖。日本にもすでに影響が出ており、石油情報センターが発表した全国のレギュラーガソリンの平均小売価格は今週月曜日時点で1リットルあたり161円80銭で、去年12月以来3か月ぶりに160円を超えた。またプラスチックなどの原料となるエチレンの生産が減っている。三菱ケミカルは今月6日からエチレン生産設備で稼働率を下げて運転している。三井化学も今週から千葉県や大阪府の拠点で減産、出光興産は供給に直ちに影響はないとしながら今後の状況次第では生産停止の可能性がゼロではないとしている。エチレンの原料は多くを中東からの輸入に頼っているため。エチレンは医療にも欠かせないもので、虫歯治療などに使う詰め物や歯列矯正用の器具などにもエチレンが使われている。更に医療機関で多く使われる手袋や手術などに使う生理食塩水などのパッケージにも使用されている。医療向けの袋を製造するメーカーは影響について話は聞いていないとしている。ただコロナ禍では材料の供給が滞り一部商品の生産が遅れたこともあったため、相当長引くことがあれば影響もあるかもしれないとしている。厚労省によると今すぐの医療への影響は無いとしているが、長期化した場合は影響の可能性もあるため注視するとしている。
