イランとアメリカが6月に合意した覚書では、ホルムズ海峡における将来の管理と海事サービスについてオマーンと対話を行うと書いてある。これはイランが強く希望していた。オマーンは中東のスイスと呼ばれ、全方位平和外交を展開している国でありイランにもアメリカにも顔が効く。オマーンはホルムズ海峡に面しており半島の先にはオマーンの飛び地もある。これまでイランとアメリカはホルムズ海峡の通航ルートをめぐって対立しており、イランはイランの領海を出入りするイランルートを、アメリカはオマーンの領海を出入りするアメリカルートを主張指定対立していた。今回のイランとオマーンの合意案では、ホルムズ海峡を通ってペルシャ湾に入る時はイラン側ルートを、出ていく時はオマーン側ルートを通ることで合意したとされる。ただこれは暫定であり、イラン側は出る時もイランの領海を通れと主張しているとの話もある。イラン側は、暫定なので今のところはサービス料金かからないとしているが、一定期間後は出入りの両方に自分たちの管理権を主張してサービス料も課すと言っている。オマーンの後ろにはアメリカがいてオマーンに圧力をかけより良い条件を引き出そうとしている。中間選挙を控えるトランプ大統領は合意により覚書の効力を復活させたい、8月の半ばの停戦期限を延長して沈静化につなげたいが、イランはアメリカの足下をみて強気に出てくる可能性もあるため合意にたどり着けるかも不透明な情勢。
