リーグ優勝決定シリーズ・第3戦:ドジャース8−0メッツ。あす山本由伸が先発登板する前に、敵地で先勝できたのは大変大きな1勝と言えそうだ。メッツにとどめを刺した特大のスリーランホームランもあった大谷翔平は、4打数1安打1HR。リーグ優勝決定シリーズの第3戦で、敵地に乗り込んで0−8の圧勝だった。対戦成績は2勝1敗で、先に4勝した方が次のラウンドに勝ち上がる。反対の山ではヤンキースが2連勝した。きょうは移動日であす3戦目の無傷。一方のドジャースはきょうの試合は敵地なので、スーパースターたるという所以だが、ニューヨークメッツは大谷獲得に動いていたチームでもあるが、早い段階で大谷に断られた。そこで山本由伸の獲得に動いた。交渉時はオーナーのコーエン氏が豪邸に招いて会食もしたが、オファーを断られたという事で、メッツファンとしては「うちに来てほしかったのに」という思いも込めてきょうは大ブーイングとなった。一番分かりやすかったのは選手紹介時、試合開始前にブーイングがあったが、大谷も自分でブーと言いながら笑っている大谷らしいシーンでもあった。MLBを長年取材・笹田幸嗣による解説。ニューヨークメッツは今シーズンの最初の頃は大変調子が悪く、負け越していた。ところが6月以降、一気にギアが入り65勝40敗と、勢いのままポストシーズンを勝ち上がっている。この絶好調の訳に、アメリカのスラング「OMG」がある。これは大谷のエンゼルス時代の相棒、ホセ・イグレシアスが今年6月にCDデビューしていて、曲名が「OMG」。ホームランを打ったあとのパフォーマンスで、大谷は今ひまわりの種を投げられるが、メッツではそれ以降「OMG」という文字を持ってカメラに向かってみんなでポーズをするのがパフォーマンスになって、一気にチーム状況に火がついたと言われている。これが今、公式グッズにもなっていて、スタンドで多くの客が持っていて、球場にこの「OMG」が流れる。ずっと「オーマイゴッド」と言っているだけだが、南米のラテンの曲調で一気に盛り上がる。