北海道のホッキ貝。鮮度の良いホッキ貝を出荷するために、漁師たちは様々な工夫を行っていた。直径9センチ以上、肉厚でプリップリな身が特徴のホッキ貝。やってきたのは北海道の苫小牧市にある港町。漁師歴20年以上の山下博史さんは、地元の冬ホッキ部会のリーダー。苫小牧近郊の海は遠浅で砂地が広がっている。そのため砂の中に生息するホッキ貝にとって、最高の住処になっている。そこに餌となる植物プランクトンを多く含む親潮が流れ込むため、大きく成長する。午前2時、漁がスタート。水流で砂の中を掘り起こすことで、効率よく貝をとることができる。ホッキ貝は傷がつくとすぐに弱って死んでしまう。生きたまま鮮度のよい状態で出荷するために編み出された技術。実はこの水流の強さに「うまいッ!」のヒミツがあった。水圧が強いとホッキ貝はたくさんとれるが、貝に傷がついてしまう。一方、水圧が弱すぎると傷がつかない代わりに漁獲量が減ってしまう。山下さんは貝に傷をつけないよう、その日の天気や波の状態を見ながら、水圧を調整している。選別中、せっかくとったホッキ貝を海に戻してしまった。苫小牧では肉厚のホッキ貝を食べてもらいたいと、9センチ以上のものだけを出荷する決まりを設けている。さらに選別後、すぐに行うのが、銀の囲いの中に入れること。-10℃以下になることもある船の上で、ホッキ貝が凍って死んでしまわないように、寒さから守っている。ホッキ貝を刺身で食べた。
