平日にもかかわらず賑わいを見せている京都だが現在ホテル代が安くなっている。航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんは、観光客が少ない時期ではあるが、さらに中国人観光客の減少に伴って特にホテルの価格が下がっていると話した。8月には100万人を超えた中国人観光客だが先月は56万2600人と今年最低の旅行者数となった。京都市内のホテル代は殆どが1万円以下になっている。紅葉シーズンの終了と中国人観光客の減少で宿泊費を40%下げたというところもある。「ホテルSUI京都清水」では中国人団体客のキャンセルが相次いだ。清水坂で10年ほど商売をしているという「果物と野菜の店 なかじん」の中陣代表は、中国人観光客が3~4割は減っていると話した。鳥海さんは、「ホテルの価格は来年の春までは続くことになる、既に中国の航空会社では多くの路線で運休をしていて少なくとも3月末までの運休を決めているのでそこまで戻ることはない」と話した。
