高市総理が閣僚に指示をした労働時間の規制緩和の検討。「働く」を連呼し、自民党総裁への意気込みを語っていた高市総理。今週、厚生労働大臣に出した“指示書”が波紋を広げている。残業時間の上限を定めた労働時間規制について、緩和の検討を指示した。これに対し、過労死で家族を亡くした遺族はきのう、「長時間労働は命も奪う」と懸念の声をあげた。髙橋さんの娘・まつりさんは大手広告会社「電通」に入社した2015年、過労の末、自ら命を絶った。「働き方改革関連法」の施行から5年が経ち、見直しの議論が続いてきた中での「労働時間の規制緩和」の検討。遺族の訴えは政策にどのように反映されるのか。
