原油の代替調達について。中東情勢の混乱が始まって約2か月。課題となっている原油の代替調達や備蓄はどうなっているのか。日本はこれまで原油について9割以上を中東からの調達で賄ってきた。政府は今月4月の見通しとしてホルムズ海峡を通らないサウジアラビアなど中東ルートやアメリカからの調達で前の年と比べ2割以上を確保したと説明。また、来月は中東ルートやアメリカからの代替調達がさらに増やせる見込みとのこと。一昨日、東京湾に始めてアメリカ産の原油が到着。中東情勢の混乱後に新たに調達した原油としては初。それでも足りない分は備蓄放出で対応するという。石油の備蓄は今月1日時点では、約230日分あったが、4月24日時点では212日分、政府は備蓄の放出や代替調達を併用することで年を越えての石油供給を確保できる目処がついたと説明。ただ、課題もある。中東情勢の悪化以降、アメリカに向かう原油タンカーは去年と比べ約2倍と増えている。中東依存の高いアジアの国の間で争奪戦となる様相で価格上昇が懸念される。また、アメリカからの原油調達は運搬コストも懸念材料。アメリカ以外の代替調達先としては中南米や中央アジアが有力視される。メキシコは日本に100万バレル輸出することで合意。政府・石油事業者に対し透明性ある情報提供をと求めた。
