G7首脳会議に出席するためフランスを訪れていたトランプ大統領はベルサイユ宮殿で開かれた夕食会で覚書に署名した。19日に署名式が行われる予定だったが、急いで署名した印象もある。米メディアはホルムズ海峡をより早く開放させることを目的としたmのという外交筋の話を伝えている。一方、19日にはスイスでアメリカとイランの代表団の協議が行われ、アメリカ側はバンス副大統領が、イラン側はガリバフ議長が率いると伝えられている。60日以内の最終的な合意に向けてどのように実務的な協議が進められるのか注目される。覚書ではイランは60日間に限って無償となるよう最大の努力をもって準備するとされている。60日間が過ぎたあとはイラン側による通航料やサービス料などを徴収する余地が残された形。以前は自由に航行できており、仮に料金徴収となれば各国の負担増になりかねない。イランの核開発問題をめぐってトランプ大統領は当初は濃縮ウランのアメリカへの引き渡しを繰り返し求めてきたが、覚書では最低限の手法としてIAEAの監視下で現地において希釈することであるとされており、アメリカ側が条件を緩和したとも受け止められる。トランプ大統領は「今後60日以内に最終的な合意に至らなければ再び爆撃するだけだ」と発言し、イラン側を牽制した。
