2026年8月8日放送 20:54 - 22:24 テレビ朝日

タモリステーション
日本人と石油 最前線 そもそも石油とは何なのか!?徹底取材!

出演者
タモリ 渡辺瑠海 木村佳乃 松方正彦 
(オープニング)
石油はどのように私達のもとへ?製油所をタモリが直撃

国内最大級の製油所「ENEOS根岸精油所」。原油タンクは最も大きいもので高さ23m、直径82m。入っているのは中東などの海外から運ばれてきた原油。10万世帯が1年間に使う分に相当。原油は様々な素材の原料となる。タンクは浮き屋根式で、屋根が原油で浮いているため原油の増減により上下する。原油が密閉されているので可燃性ガスの蒸発を防ぐ。漏れたときのため、周囲は土手になっている。蒸留塔で経由、灯油、ナフサなど5成分にに分解。ナフサはプラスチックの原料やガソリンになるが、多くはガソリン。24時間365日稼働させることで温度や圧力が安定しトラブルのリスクが抑えられる。

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ENEOS東京ヘリポート根岸精油所横浜市(神奈川)経済産業省

国内最大級の製油所「ENEOS根岸精油所」。原油を5成分に分解する蒸留塔には350°C以上で熱することで生じた気体がが入っていて、液体に変わる温度差を利用して分解される。硫黄分などの成分は除去できないので、このあと品質を整える工程へ。ここでとれた硫黄分も装置を動かす原料などとして活用される。不純物がないかなどを見る最終確認は人力。ガソリンは出荷前の段階では無色透明。引火しやすいのであえて着色している。

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ENEOS根岸精油所

国内最大級の製油所「ENEOS根岸精油所」。品質の最終チェックが終わったガソリンは出荷。輸送方法は取り扱う量や距離によって異なる。関東地方の内陸部では鉄道輸送が大半。ガソリン専用タンク車「タキ1000形式」は1両に60キロリットルを積み込む。製油所全体で150両。根岸駅までの間に専用線があり、その先はJR各社の線路で運ばれる。製油所内は機関車で走行。運転席は進行方向に対して横向き。前後の移動を繰り返すため。

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ENEOSJR千曲市(長野)根岸精油所根岸駅群馬県
石油機器でアナタの生活どうなる? ナフサ不足・中東情勢…今知るべきこと

石油を特集。中東情勢は緊迫した状態が続いていて先行き不透明。石油由来原料「ナフサ」の不足は物価高騰にも影響。原油を運ぶ巨大タンカーにも密着。日本の採掘現場も取材した。

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アメリカ中央軍ホルムズ海峡
オープニング

オープニング映像。

日本人と石油
なぜ日本は中東の石油に依存する?/日本の石油備蓄量

2025年、日本の原油輸入は94%で中東依存。その9割はホルムズ海峡経由。中東依存の理由の1つは、中東の原油は灯油を多く含んでいること。距離が近いので輸送費も安い。原油は産出国によって成分が異なる。日本の石油備蓄量は202日分。うち民間備蓄は95日分、国家備蓄は103日分。海外ではこうした備蓄がなく大幅に値上がりした。

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タイフィリピン経済産業省資源エネルギー庁
ナフサ不足で生活はどうなる?建築現場・飲食店の悲鳴

中東情勢の悪化で原油由来成分「ナフサ」が不足。建築現場で使われる塗料の多くはナフサが原料。内装工事が2か月ストップする事例も。上半期のハウスメーカー倒産件数は118件で前年同時期比9割増。

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ナフサ厚木市(神奈川)東京商工リサーチ

中東情勢の悪化で原油由来成分「ナフサ」が不足。政府は不足の原因を「中間流通で目詰まりが起きている」としているが、中東からの輸入量自体も減少。別ルートからの輸入が価格高騰を招いている。ナフサは様々なプラスチック製品の基礎になる素材。26年7月には2566品目の飲食料品が値上げ、8月は1898品目、9月は3000品目超え。埼玉の弁当屋の店主は「毎月10万円の利益が削られている」と訴える。

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キッチンBUS STOPナフサ三菱UFJリサーチ&コンサルティング三郷市(埼玉)唐揚げ弁当(ss)帝国データバンク東京都財務省財務省貿易統計

中東情勢の悪化で原油由来成分「ナフサ」が不足。影響が大きいのはサービス重視の飲食店。食材費のほか、ゴム手袋や容器などの用品類もナフサ由来なので高騰。ナフサが原料に含まれる製品は様々。バニラアイスの香料にも使われている。ナフサを原料とする食品には安全審査がある。原油から取れるナフサは10%。精油工場は日本にもあるが足り、海外から調達している限りは高騰が続く見込み。

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キッチンBUS STOPナフサ三郷市(埼玉)
意外と知らない石油の疑問 石油って何?あと何年で枯渇?

石油とは、プランクトンの死骸が海底に積もり2億年かけ強い圧力と熱が加わり出来上がるもの。もともとは液体ではなく岩。

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横須賀市(神奈川)海洋研究開発機構石油

石油はもともとプランクトンの死骸。大量にとれるためには大量の死骸が必要で、日本近海は海洋が対流していて積もりづらい。石油が多くとれる中東では、対流がなくて淀んでいるという環境が100万年ほど続いた。石油の用途は主に燃料、原料。日本ではその燃料の代替として太陽光発電の活用が進んでいるほか、国内周辺の海域から「メタンハイドレート」という資源が確認され将来性が期待されている。バイオプラスチックは石油なしで作ったプラスチック。自然のちからで分解されるので環境にも優しい。

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MH21-S研究開発コンソーシアム石油

石油の生産可能な推定年数を示した「可採年数」。1980年時点では「あと30年」とされていたが、以降ほぼ減ることなく伸び続け2020年には「あと53年」とされた。生産量も増え続けている。新たな油田の発見や技術革新による。

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Energy Institute朝日新聞石油
石油採取システムを模型化

石油採取システムについて、模型で解説。石油は地中深くにあり、採取するには地面に穴を開け筒のようなものを通す。この「1次回収」でとれる原油は埋蔵量の15%。別のところからガスを注入し圧をかける「2次回収」では40%。界面活性剤を入れて粘土を下げて汲み上げる「3次回収」では60%。3次の技術革新で可採埋蔵量が増えた。今後さらに技術が進歩すれば同じ場所からまだまだ採取できるようになるかもしれない。

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石油
実は油田は日本にもあった! 石油を確保せよ!日本人たちの苦労

新潟県胎内市の錦織義晴さん。自宅の裏庭から原油が出る。かつて石油会社が周辺の家々に場所を借りて原油を生産していた。市内の黒川石油公園には原油の池がある。約1350年前から湧き続けているもの。古くは天皇に献上されていた。採取した原油を天智天皇がまつられる近江神宮(滋賀)に献上する行事は今も続く。

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ENEOS国文学研究資料館天智天皇小堀鞆音日本書紀滋賀県立川市(東京)胎内市胎内市(新潟)近江神宮黒川石油公園

日本は石油のほとんどを海外産に依存。国産は0.3%。満州事変は石油などの資源を求めて中国に出ていったもの。これを受け米国は日本への石油輸出を停止。当時の日本は米国に80~90%を依存していて、それが第二次大戦につながっていった。中東の石油を欧米が支配していた1953年、石油国有化で孤立していたイランと交渉したのは出光佐三。英国の海上封鎖を突破し原油の直接輸入に成功。この「日章丸事件」は日本人を勇気づける契機となった。イランを救った事例でもあり、ここから両国の友好関係が始まる。山下太郎(アラビア石油)は中東の石油発掘に尽力し、中東諸国と独自の信頼関係を築き採掘権を獲得した。高度成長期には中東戦争によるオイルショックで大混乱に。

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アラビア石油クリエーションファイブペルシャ湾中日映画社出光佐三出光興産山下太郎山下太郎顕彰育英会日章丸朝日新聞社東映ニュース桃山学院大学経済産業省資源エネルギー庁

秋田市「八橋油田」。24時間運転し続け地下1400mからポンプで汲み上げている。1日20キロリットル(ドラム缶100本分)を採取。戦時中や高度成長期の日本を支えた。生産量は減ったが今も生産し続けている。

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INPEX八橋油田秋田市(秋田)

累計生産量で国内最大の油田「岩船沖油ガス田」は新潟県沖4kmの海上にある。採取された原油は海底パイプラインを通り21km先の陸上生産基地で運ばれ、海外の石油と一緒に集められエネルギーや生活用品などになる。1日平均144キロリットル(ドラム缶720本)を生産。国営がルーツの石油会社「JAPEX」が運営。秋田「八橋油田」を運営するのも国が設立したINPEX。陸上に比べ海上油田はコストがかかるが、絶対量が少なく貴重な国産資源を活用するための取り組み。

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INPEX八橋油田岩船沖油ガス田新潟県新潟空港石油資源開発秋田県
オイルショック

1973年の第1次オイルショック。79年には第2次が始まる。この2つの危機を経て、日本の石油消費への意識は大きく変化。79年登場の「省エネルック」は当時の大平総理が着用し話題に。「少しでも石油を使わないように」と半袖タイプのスーツ。日本は資源がないこともあり省エネ技術の研究開発が進んだ。

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WATAKI大平正芳第1次オイルショック第二次オイルショック羽田孜
原油タンカーに密着取材 危険物を扱う船内を完全公開

国内最大級の製油所「ENEOS根岸精油所」。近くには積んできた原油を下ろす桟橋。原油はパイプを通って製油所まで運ばれる。タンカーには海外用の超大型(340m)と国内用の大型(250m)がある。危険物でもある原油を大量に運ぶため、乗船時には徹底した静電気除去が求められる。通常の撮影機材は甲板への持ち込みNG。大型タンカーの容量は12万kL(ドラム缶60万本分)。船のほとんどはタンクだが地上6階・地下4階の建物は船員の居住スペース。

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ENEOSENEOS喜入基地根岸精油所横浜市(神奈川)鹿児島市(鹿児島)

原油を運ぶタンカーの内部を取材。荷役制御室は原油をタンカーから送り出す作業を管理。安全確認は二重。地下は機関室。エンジンは1万700馬力。原油を送り出すポンプに必要な巨大ボイラーもある。最上階は操舵室。広い海域での航海は自動操縦。船員は総勢21名。甲板部(11人)は原油の揚げおろし作業などを担当。航行中は原油パイプの腐食などを毎日チェック。機関部(6人)はエンジン・ポンプの維持管理を担当。司厨部(3人)は全船員の食事を担当。

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ENEOS喜入基地根岸製油所神奈川県鹿児島県
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