2026年6月20日放送 20:54 - 22:24 テレビ朝日

タモリステーション
日本のフルーツ最前線 温暖化対策・流通網・美味しさの秘密

出演者
タモリ 渡辺瑠海 木村佳乃 神崎真哉 
日本のフルーツ最前線
オープニングトーク

日本のフルーツ最前線ということで、いちごの国内有数の生産地の静岡県浜松市にやってきた。タモリさんは、伊豆半島でとれる白ビワが市場に出回らないがビワの中で一番おいしいという。

日本人に人気のフルーツ

浜松といえば、鰻や餃子が人気だが、ビタミンCなどが豊富ないちごも。全国第5位の生産量を誇る。年間購入金額を基にした人気のフルーツランキングで、イチゴは3716円で5位。1位はバナナ(6398円)。

イチゴ栽培の未来が変わる? 次世代のAI農場をタモリが取材

近年、全国的にイチゴ農家が激減。約4万4千だった農家が約1万6千と6割以上減少。イチゴ農家を救う次世代の農場がある。浜松駅からわずか徒歩3分の商業ビル。AI自動栽培イチゴ農場が商業ビルに入っている。液体肥料で栽培しており、タンクからポンプで循環させていて効率よく苗に送り込んでいる。自然環境と同じ1日の気温・湿度の変動を再現。農場の気温は、イチゴのハウス栽培と同じ気温を維持。LEDで朝~夜の光量を再現。1年中イチゴを栽培し続けられる。午前中はパートタイムの従業員が収穫などの軽作業を行っていて、それ以外は完全に無人。収穫作業も自動でやろうという取り組みもしている。

(オープニング)
今夜は…

日本のフルーツ最前線。フィリピンから日本へ、バナナの旅を追跡など。

オープニング

オープニング映像。

日本のフルーツ最前線
イチゴ栽培の未来が変わる? 次世代のAI農場をタモリが取材

AI収穫ロボットがある。収穫作業を自動でしてくれる。まだ開発期だという。どれが収穫できるのか確認する。HarvestXのエンジニアが説明してくれる。イチゴ栽培に不可欠なある生き物がいない。ミツバチだという。ミツバチに付着した雄しべの花粉が雌しべに受粉する。受粉した雌しべの付け根が膨らみイチゴの実になる。ミツバチが世界的に不足している。いちごいちえテクノ園の山本さんは、虫で交配させるのがメインだという。温暖化やダニの急増でミツバチが激減。イチゴ農家は経費がかかるという。農家は温暖化で苦労している。近畿大学の教授は、悩んでいる農家は多い。ハチが飛んでくれない時は、農家は手作業で授粉している。授粉に失敗したイチゴもある。いびつなイチゴができる。均等に授粉できるときれいなカタチになる。受粉をロボットで行う。成功率は96パーセント。ミツバチの成功率は60~70パーセントだ。受粉ロボットは自分から花を探す。ハチも花粉が出て着やすい動作をして受粉を行う。受粉の動きの研究を行ったという。AIで解析をした。山梨大学の研究グループが開発したブドウ栽培用のAIロボット。実が成熟する前に余分な粒を取り除く作業を摘粒という。これをしないと粒がバラバラになる。糖分も分散し甘みも弱くなる。摘粒は重労働だ。AI摘粒ロボットを開発。カタチを把握し摘粒を判断し、ロボットが自動で摘粒。ロボットを農家に提供していきたいという。

キーワード
HarvestXイチゴミツバチ
ミカン・ブドウの産地が変わる? 果物を襲う温暖化…現場を取材

昨今の温暖化の影響により、ブドウとミカンの産地がより涼しい場所へ変化すると予測されている。ミカンの収穫量が1位の和歌山県では、ミカンの皮が変色して硬くなる「日焼け果」や、皮だけが成長して皮と身の間に隙間ができる「浮皮」といった問題が発生している。実際温州ミカンの生産量は最盛期の6分の1まで落ち込んでいる。専門家は、今の産地でミカンの栽培を続けるためには、温暖化の被害を防ぐような栽培技術や品種の変更が必要と指摘した。地球温暖化という言葉が広く認知され始めた1980年代のミカン栽培の北限は栃木・烏山町だったが、現在では石川や富山、佐渡島でも栽培されているという。

ミカン栽培の日本海側の北限は新潟・佐渡市と判明。佐渡市では2001年に1軒の農家が栽培を始め、今では35軒まで増えている。太平洋側の北限は宮城・山元町と判明。山元町在住の齋藤正直さんが栽培しており、宮城県内唯一のミカン農家とのこと。こうした中、和歌山県では温暖化に対する技術開発が進められている。現在開発できているのは、炭酸カルシウムで果実の表面を覆って表面温度の上昇を抑える「ホワイトコート」という方法。さらに和歌山県では突然変異によって高温に強い新品種「あおさん」が誕生した。あおさんは現在1~2年後の出荷を目指して研究・育成が進められている。

日本で栽培 珍しいフルーツ

珍しいフルーツを紹介。金色羅皇という黄色いスイカ。糖度が約16度とスイカとしてはものスゴく甘い。そしてスナックパインと呼ばれるパイナップル。手でちぎって食べることが出来る。まえばしバナナは皮をむかずに食べられる。その他に種なしのビワもある。

ミカン・ブドウの産地が変わる? 果物を襲う温暖化…現場を取材

日本一のブドウの産地・山梨県。農家は「高温になってきているので栽培環境が過酷」と話す。直射日光・高温でブドウの細胞が壊死し色が変化する日焼け。そして着色不良も。売り物にならないブドウが増えているそう。温暖化の影響を回避しようと様々な対策が行われている。

温暖化の影響を回避しようと様々な対策が行われている。ブドウの収穫は8月頃から始まる。夏真っ只中の8月は高温・紫外線のダメージを強く受けてしまう。そこで収穫期を2カ月後ろに遅らせる栽培法の研究が進んでいる。その栽培法を考案したのは山梨大学の岸本先生。枝の先端を切ると芽が新しく出てくる。その枝が伸びてできる花穂(房)を使うと収穫時期を約2カ月遅らせることができる。気温が下がる時期が収穫期のため、猛暑による日焼けや着色不良などを回避できるという。ワイン用のブドウ品種の技術として考案されたが、生食用のブドウにも応用できることが確認されている。

フルーツの目利きに挑戦

スタジオにフルーツの市場を再現。タモリ・木村がフルーツの目利きに挑戦。例題ブドウ。より新鮮なものはどれ?違いは白い粉。この粉はブルームという実から分泌される保護膜。白い粉がたくさん付いているものほど新鮮なブドウだと見分ける目安になる。リンゴの目利きに挑戦。タモリは真っ赤なリンゴ、木村は香りで選択。目利きのポイントは実の左右差。タモリが選んだリンゴは左右差が大きい。形が左右対称でないものは均等に栄養が渡っていない。最近では色付きが薄くても美味しいリンゴが増えているため、色だけで決めないことが大切。

日本が誇る加工技術 果肉をムダにしない秒速カット

日本人に人気のフルーツ(世帯あたり年間購入金額)ランキング第2位のリンゴ。日本のフルーツ加工技術の裏側に迫る。国内最大規模のカットフルーツ製造工場では機械も進化。今年新たに導入したパイナップルの皮むき機はわずか5秒で剥く。機械の導入で効率化がはかれ、低価格で販売できる。スピード以外にも、パイナップルの形に合わせて刃が動くので可食部分が多くとれる。核家族や共働き世代の増加を背景に、スーパーなどで販売されるようになったカットフルーツ。その需要はさらに高まっている。カットフルーツは取材した工場でも製造数がわずか3年で2倍以上に伸びている。需要の高まりと共に工場の技術も進化。

2位にランクインした日本人に人気(購入金額)のリンゴでは繊細な技術も。リンゴは皮の近くに糖分がより多く集まっている。しかし大きさや形がバラバラなので、従来の機械では薄く剥くことが困難だった。進化した技術とは、均一に1mm前後の薄さでむくことができる。バネの伸縮で果肉にダメージを与えないようにむいていく。刃の圧力・回転速度を細かく調整している。オレンジのカットでは、繊維の方向を意識しながら作業。繊維に沿ってカットすることで、時間が経っても果汁が染み出すことなく美味しい状態をキープできるという。

日本が誇る加工技術 超休息冷凍で新鮮さをキープ

都内の大型スーパーの冷凍フルーツの品揃えは約20種類。コロナ禍以降冷凍フルーツの売上が伸びているという。昭和6年に誕生した冷凍フルーツは、冷凍技術の発達と共に輸入品も増え、一般家庭に広まった。冷凍フルーツが今、劇的に進化している。山形県にある工場で2年前から製造しているというのが本来の繊維質や甘み・酸味を感じることができる冷凍フルーツ。液体アルコールは-30℃以下にしても凍らない性質があり、これを利用してフルーツを急速に冷凍させる。すると、約20倍の速度で凍らせることができ、果肉の中の水分が膨張しない状態で冷凍できるため細胞を壊さない。そのため凍っていても口溶けと鮮度をキープ出来るのだという。この技術を使った商品は一般的な冷凍庫で1年間長期保存できるという。この会社では2027年度を目標に海外輸出も考えているということ。

3500km…バナナの旅を大追跡 日本の熟成コントロール技術がスゴい

日本で売られているバナナは約8割がフィリピン産。フィリピンから日本までのバナナの旅を追跡する。フィリピンでのバナナ栽培から流通までを手がけるファーマインドは、ミンダナオ島の標高約1000mの場所に農園を持っている。標高の高い場所特有の寒暖差がバナナを甘くするとのこと。そしてファーマインドでは収穫から販売までの熟成具合を緻密に計算しており、農園ではまだ青い状態で収穫する。収穫されたバナナは揺れなどで傷つかないよう慎重にゆっくり運び、工場で湧き水を使って洗浄。洗浄したら袋詰めして港へ運ぶ。

フィリピンから日本へバナナを運ぶ全長約150mの巨大船。この船の荷物の95%がバナナ。倉庫は4階建て構造になる仕組みで、この倉庫が3つと3階建てが1つ、約3200万本のバナナが積み込まれている。バナナが仮眠している状態で運ぶことが新鮮さを保つポイントになるため、14℃を保つのが美味しさの秘密なのだという。倉庫の温度はエンジンルームで管理される。バナナは5日かけて日本に運ばれる。

熟成コントロール技術を紹介。青いバナナが向かうのは熟成専用の部屋。ここで黄色のバナナに熟成される。エチレンガスで呼吸させ、色をつけていくのだという。5日後には黄色の状態になった。売り場の環境に合わせて加工の方法は250パターンあるという。こうしてバナナは全国に出荷され、店頭へ。

スタジオトーク

スタジオトーク。木村佳乃は「温暖化で夏がとにかく暑くなっている。果物の農家の人は本当にご苦労や研究を重ねていると思うので、すごく応援したい気持ちになりました」、神崎真哉は「農家さんの努力や育種家の努力の積み重ねで食べられている」などとコメントした。

(番組宣伝)
サタデーSTATION

サタデーSTATIONの番組宣伝。明日勝負のチュニジア戦。現地・メキシコは。

© 2009-2026 WireAction, Inc. All Rights Reserved.