今月27日、アメリカ株式市場に衝撃が走った。ハイテク株が大きく売られ半導体大手・エヌビディアの株価が前の週末と比べて約17%急落。現地メディアによると時価総額約92兆円のマイナスに。そのきっかけになったのが中国のAI企業・ディープシークが先週発表した最新の生成AI「R1」。低コストで開発されたという「R1」の登場によりアメリカ製AIの関連銘柄が急落した。中国の生成AI「ディープシーク」を実際に使ってみたところ、「北京」で検索すると3秒ほどで北京の歴史や気候などの情報が出てきた。しかし「天安門」と検索すると「この質問には答えられません。話題を変えましょう」と表示され、「習近平」と検索すると回答されなかった。さらにきのう「ディープシーク」に対しある疑惑が浮上。現地メディアによるとチャットGPTを開発したオープンAIの技術をディープシークの関係者が不正に取得した疑いがあり、オープンAIとマイクロソフトが調査中。