ロシア選手の復帰を目指す渡辺会長は、国際大会でどう受け入れるか検討を進めていた。IOCは中立の個人として参加する選手の国歌斉唱や国旗掲揚を禁止するよう求めていた。渡辺会長は2月に始まるワールドカップを目標にしていた。ロシア選手はこの大会に出なければオリンピック出場は事実上断たれることになる。かつて渡辺会長は旧ユーゴスラビア紛争の紛争地域の選手を招待し、日本で国際大会を開催した。会場でセルビアとボスニアの選手が握手する様子を見て、スポーツは平和に貢献できると考えるようになったという。
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