野菜にまつわる微笑ましいニュースもある。子どもがお小遣いを稼ぐ驚きのアイデア商品「ユニコーンラボ」(32,780円)を実際に活用している家庭を取材した。専用キットを組み立てて、付属のレタスなどの種を植え、水をあげるだけ。付属の種がなくなったら100均など市販の種も使用可能。水耕栽培のため、土で部屋を汚す心配もない。できた野菜を収穫した子どもが親に販売し、お小遣い稼ぎができる。お金のやり取りについては、普段は専用アプリを使ってポイントをやり取りし、好きなタイミングで現金化してもらうという形。取材に訪れた家庭のお子さんは、「ユニコーンラボ」を通じて得たお小遣いでお菓子やポケモンカードの購入に当てていた。物価が高騰している今、家計の助けにもなっている。「ユニコーンラボ」最大の特徴について、開発者の永野さんは「独自のLEDライトで全然苦くない野菜を早く作れるようになっている。子どもが飽きる間もなく、レタスが20日ほどでできる」などと説明した。通常、レタス栽培は種を植えてから収穫まで約2か月ほどかかる。「ユニコーンラボ」は去年6月に始まったサービスだが、実は、日本最大級のビジネスコンテストの最優秀賞をとったアイデアから誕生したものである。売れ行きは発表直後から予想を上回る好調で、現在も新規注文は2か月待ちの状態だという。稼ぐ楽しさを教えるだけでなく食育も兼ねていて、子どもが野菜嫌いを克服したり、食べ物を残さなくなるなどの効果も報告されている。