きょうのニュースは「トランプ氏表明・アラスカ天然ガス”日本と開発”前途多難?」。トランプ大統領は22日にアラスカ産のLNG(液化天然ガス)の開発に向け日本との間で合弁事業を立ち上げる計画と表明。液化天然ガスは日本の火力発電の主な燃料の一つ。林官房長官は「双方の利益につながるよう緻密な協議を継続している」としたが、日本の商社などは慎重に見極める姿勢。北極海には未発見の天然ガスの3割が眠るとされている。その中の天然ガス田の一つでパイプラインを港まで作り輸出する計画。このパイプラインは青森から長崎までの直線距離と同じ1300kmの長さに相当。計画が実現すれば日本の天然ガスの需要の3割にあたる年間2000万tの生産が見込まれる。現在はメキシコ湾からパナマ運河を通るルートで輸出しているが、実現すれば半分以下の7日で輸送が可能となる。
計画は3年後。一番の課題はコスト。総事業費は6兆4000億円で、その全体の4分の1となる1兆6000億円はパイプラインの建設費。建設費が高い理由は3つの山脈、800の河川など過酷な環境であること。ガス田から港の間は山が連なり4000m近い山もある。エネルギーの安全保障問題に詳しい大場氏によると、パイプラインの建設は困難を極めることが予想されるという。完成時期もコストも不透明で日本の商社などは慎重になっているのではと指摘する。一方で開発を進めると今後の日米関係を有利に進めるカードになるとも指摘されている。
計画は3年後。一番の課題はコスト。総事業費は6兆4000億円で、その全体の4分の1となる1兆6000億円はパイプラインの建設費。建設費が高い理由は3つの山脈、800の河川など過酷な環境であること。ガス田から港の間は山が連なり4000m近い山もある。エネルギーの安全保障問題に詳しい大場氏によると、パイプラインの建設は困難を極めることが予想されるという。完成時期もコストも不透明で日本の商社などは慎重になっているのではと指摘する。一方で開発を進めると今後の日米関係を有利に進めるカードになるとも指摘されている。
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