ルーマニア・ブカレストには多くのストリートチルドレンがいる。12歳のニクはオーロラックと呼ばれるシンナー同様毒性のある液体を吸っていた。ブルース・リーと呼ばれている男は行き場のない人たちに住む場所を与え一緒に暮らしているが、時折その見返りとして犯罪行為を手伝わせている。マンホールの中には老若男女約70人が共同生活をしていた。マンホールタウンは前の政権が倒れた時に児童養護施設を追い出された子どもたちが集まってできた。ホームレスたちが入れ代わり立ち代わり住み続けている。4年後、ニクを訪ねると16歳だが見た目は子どものまま。ニクは入院し社会福祉士の家で暮らした。学校へも通い新生活が始まった。1年後、友達のカタリーナは亡くなり、ニクは突然家を出た。