来年春に卒業する大学生などを対象にした企業の採用面接は、政府のルールでは今日から開始となっている。ただ人材不足を背景に採用活動を前倒しして行う企業も多く、民間の調査によると4月末の時点で企業から内々定を得ている学生の割合はすでに6割を超えている。人材サービスなどを手がける「マイナビ」が大学生と大学院生を対象に行った調査で、今年4月末の時点の内々定率は前の年の同じ時期より12.3ポイント多い64.3%に上った。また3社以上から内々定を得たとする学生の割合は32.3%と9.6ポイント増えた。就活でSNSを参考にする場合の不確かな情報について。就活生の不安をあおるような動画などが投稿されている。井出さんは「景気回復に伴って転職市場が活性化し退職者を新卒採用で埋めるという企業の動きが出ている」などと話した。SNSの情報だけに頼らず、企業の説明会やウェブサイトなどで公式情報を確認することと、迷った時は大学のキャリアセンターなどに相談することが大切だという。