来年春に卒業する大学生などを対象にした大手企業の採用面接が今月解禁され、週明けのきょうから多くの企業で本格化している。第一生命はきょうから対面での採用面接を開始し、初日の今日は約180人の面接が行われる。住友商事では1次面接がオンラインで始まった。面接体験アンケートと呼ばれる面接終了後に学生に面接の雰囲気や満足度などを匿名で聞くアンケートを実施している。住友商事・HR企画戦略部・佐々木亮さんは「我々の狙いとしては面接の質の向上。改善していきましょうということを面接官にガイドしていく」と話した。学生の数が減っていることなどから8割近くの企業が新卒採用について厳しくなると回答していて(マイナビ調べ)、依然として学生の売手市場が続くと見られている。