武南高校ダンス部の練習に密着。 高梨莉さんが指導している場面もみられた。この部では自主性を育てるため伝統的にコーチがいない。高梨さんは圧倒的スキルの高さで指導することが多い。そんなダンス部が挑戦するのが「マイナビハイスクールダンスコンペティション2025」関東地区予選。当時2年生チームで出場する。振り付けのテーマは映画「バーレスク」。田舎娘がダンスの才能を開花させ夢を追いかける物語だ。振り付け担当は二川さんはダンス歴10年、高梨さんとは1年生から絆を深めてきた。振り付けの最大の難関は頭の位置や足先を直線で揃えるラスサビの演出。反省会では二川さんが厳しい意見を述べるのに対して高梨さんは無言。小さい頃から気弱でそうしたことが苦手だといい、チームの引き締めは二川さんが担当し高梨さんはダンスの指導に集中している。しかし予選大会1回目は二川さんが肺炎で出場できず4位に終わった。続く大会2回目は2位。1位が全国への切符を手にする状況で、次回がラストチャンスという厳しい結果となった。こうした状況で高梨さんはメンバーを奮い立たせた。言いたいことが言えなかった高梨さんが頼もしい部長に変わった瞬間だ。最後の予選は1位2位が全国出場。予選通過できるのか。