マキシムグループ・久野誠太郎さんの解説。来週に控える大手ハイテク決算が注目される。10月29日にアルファベット30日にはマイクロソフトとメタプラットフォームズ、31日にアップル、アマゾンと予定されている。ファクトセットによると、S&P500社全体では第3四半期に3.4%の増益予想となっているがマグニフィセントセブンと呼ばれるハイテク大手7社は18.1%の増益が予想されている。ちなみにそれ以外の493社ではわずか0.1%増とハイテク大手がほとんどの利益成長を牽引していることになる。注目したいのが各社の設備投資。マイクロソフト、アマゾン、アルファベット、メタの4社の設備投資は今年の上半期に前年同期比で49%増。AIに関連した製品のユーザー数やエンゲージメント、収益への貢献度といった点を市場は気にかけるようになり始めていて、投資家を納得させるような明るい兆しが見られなければ近い将来には株価にも影響してくることも考えられる。