マキシム・グループの久野さんに話を伺う。アメリカ土木学会全米のインフラ投資の評価は「C-」→「C」に1段階改善した。バイデン政権によるインフラ投資の効果が後押しした形だが、今後も継続的な投資の必要性を訴えている。土木学会が10年間で官民合わせて5.4兆ドルのインフラ投資を予測しているが、必要とされる額には3.7兆ドル不足している。久野さんの注目企業はクアンタ・サービシズ。前年比24%の増収で1株利益とともに市場予想を上回った。今年の売上高と利益の見通しも引き上げていて、株価は最高値を試す動きとなっている。久野さんは「同じくインフラ建設を手掛けるマステックやエーイーコムは好決算とともに受注残の伸びが確認でき、アメリカのインフラセクターは持続的な成長が期待できると分析している」と話した。