アメリカツアーの年間王者を決めるプレーオフシリーズの初戦、レギュラーシーズンの上位選手のみが出場できるこの大会。年間ランキング8位につける松山英樹選手は3試合を戦いぬき、日本選手初の年間王者を目指す。初戦、最終日を単独トップでスタートした松山選手はパットがさえる。約12mのロングパット。オリンピックの勢いそのままに最初のバーディーを奪うと、11H6mのバーディーパット。ここもしっかり沈めて首位をキープ。しかし、15Hでダブルボギーを叩くなど2位に後退してしまう。それでも17H約8mのバーディーパットを沈めて再び単独トップにたつ。さらに最終18Hでもバーディーを奪い、-17で優勝。これが米ツアー10勝目となった。松山選手は年間ランキングで8位から3位に浮上。年間王者をかけ残り2試合マスターズ制覇、パリオリンピック銅メダルに続く日本男子初の偉業を目指す。松山選手は「10勝目というのと、このプレーオフで勝つことができたのが、本当に嬉しかったです。残り3日でしっかりと準備して、ゴルフの状態を上げていければいいなと思います」と話した。