高齢者がeスポーツに取り組むことは様々なメリットがある。スポーツ科学者・筑波大学運動生化学領域・松井崇助教によると「高齢者が健康的な生活を送るうえで運動、栄養、社会参加という3要素が重要」、「eスポーツは仲間のところに出かけ社会的交流を行う。目標を持って大会などにのぞむことから3要素のうちの2つの要素、運動と社会参加を促進していくうえで役立つ」としている。日本では2050年には全世帯の5分の1が1人暮らしの高齢世帯になるという推計が出ている。松井助教によると「eスポーツを仲間と一緒にプレーすることで愛情や絆を育む絆ホルモンといわれるオキシトシンが分泌されることがわかっている。eスポーツが高齢者の意欲的なライフスタイル作りの手助けになり、その結果、心身の健康など様々な効果が期待できる」と話している。増田さんは「ご飯を食べるのを忘れてやってしまうんじゃないかと。私がやったらなっちゃうんじゃないかなと思ったりして。そんなことも考えてしまうくらい楽しそう」と話し、佐々木さんは「通称モンハンと呼ばれる、モンスターハンターというゲームがありまして、皆でパーティーを組んでモンスターを倒して素材を集めて自分を強化するゲーム。オンラインでもできますし、僕の時は携帯ゲームを皆で持ち寄って、ダイレクトで話しながらやってたんですけど、今日は俺はあいつを倒したいから皆協力してくれ、今日はこっちとか、色々コミュニケーションしながら作戦を立てて、まさに社交性でした。ゲームですけど」と話した。