バスツアーの出発前に早朝しか見ることができないツルの絶景スポットへ案内してくれた。毎年、出水市には1万羽のツルが来るといい、29年連続で1万羽を超えているという。中国やロシアなどで繁殖し、冬になると温暖な日本に渡ってくる。10月中旬から出水市に飛来し、越冬のため、翌年3月まで過ごす。出水市は世界的にも広く知られる越冬地。ツルガイド博士はツル観察センターでツルについての説明をする。ツルガイドは小学3年生から中学3年生までが試験をし、合格率はたったの1%だという。ツルのことを学んだ地元の小中学生だけがなれる「いずみツルガイド博士」。秋から翌年春にかけて観光客に故郷を案内している。時吉悠太くんのおじいさんとお母さんもツルと共に生きてきた3代続くツル一家。中学校の部活動でもツルの生態を研究している。世界には15種類のツルがいて、出水市には7種類のツルがやって来るという。一行はツル観察センターにやって来た。展望台からはツルの大群を見ることができた。ナベヅルは出水市に一番多く飛来するツル、世界の約8割がこの地で越冬する。マナヅルは出水市に二番目に多く飛来するツル、世界の約5割がこの地で越冬する。マナヅルとマナヅルは絶滅危惧種。市の保護会が毎朝、ツルのエサを撒き、農作物の被害を減らす取り組みを実施している。1940年~50年代、戦争や乱獲により出水市に飛来するツルは約300羽に減少した。地域の人々は警戒心の強いツルのための防護ネットの設置や車の交通規制を開始。その努力が実り、毎年1万羽以上もやって来るようになった。今回は1羽しか飛来していないソデグロヅルを探しに行くという。世界で約3500~4000羽が生息しており、翼の先端が黒い「袖黒」が名前の由来。
