北朝鮮に騙されて、北朝鮮のIT労働者をやとっていたとするアメリカの企業は少なくない。この企業ではだまされた手口をウェブサイトで公開している。ラップトップを渡したあとに変なことが起きたいという。求人広告をだしたところ、「カイル」と名乗る男が、リモートのエンジニアに応募してきた。顔写真と運転免許証などをおくられ、ビデオ会議で面接。そして採用。企業のラップトップを郵送したところ、ネットワークシステムに異変が起きた。企業はFBIに通用した。ラップトップはひそかに中国に郵送され、北朝鮮IT労働者が中国からVPNを使用し米国内にいるかのようにアクセスしていた。企業の担当者は北朝鮮のIT労働者は面接でも違和感がなく言語は英語で堪能だったという。ラップトップを中国に郵送できたのはアメリカ国内に協力者がいるのだろうと述べている。北朝鮮のITは労働者は、アメリカの捜査権が及ばない場所にいるという。訴追された14人も、中国かロシアにいる。アメリカ政府は、ロシア語や中国でも情報提供を呼びかけている。14人が所属する北朝鮮の企業には、北朝鮮のITは労働者が少なくとも130人いる。最大500万ドルの懸賞金を出すとしている。