マレーシア・マハティール元首相(98歳)が日本を訪問。中東情勢などを念頭に「歴史から学ぶべき」との姿勢を強調した。マレーシア・マハティール元首相は「80年近く政治と関わってきた。われわれは歴史から学んでいない。同じことを繰り返し同じような悪い結果を生み出している」と指摘。ロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢をめぐり米国側の行動と責任に強い懸念を表明した。また母国マレーシアがASEAN(東南アジア諸国連合)の創設メンバーだったことに触れながら「ASEAN創設者たちほどには現在の指導者たちは戦争の教訓を学んでおらずグループではなく自国に関心があるように見える。ASEANの最大の特徴は現在も(戦争ではなく)話し合いを重視していることだ」等と話した。