- 出演者
- 望月麻美 高橋彩 マイケル・マカティア
オープニング映像が流れ出演者らが挨拶した。きょうは@nycのコーナーがある。
- キーワード
- ドナルド・ジョン・トランプ
米国・カーター元大統領の国葬に出席した歴代の大統領の中には、2期目の就任を控えるトランプ氏の姿もあった。カーター元大統領は人権外交を掲げ、1期4年という短い在任期間にパナマ運河返還の条約締結、イスラエルとエジプトの和平合意の仲介、中国との国交正常化などを実現させた。しかし、激しいインフレやエネルギー不足などに見舞われ、イランの米国大使館人質事件で救出作戦に失敗したことがとどめとなり、大統領選挙で、レーガン氏に歴史的な大敗を喫した。一方、退任後は、世界で紛争の解決や人道支援に取り組み、2002年にノーベル平和賞を受賞するなど在任中より退任後の方が高い評価を受けている。カーター氏は2016年の大統領選挙でのトランプ氏の勝利はロシアの介入があったからだと主張した他、トランプ氏に「真実を語れツイッターへの投稿を減らせ」と苦言を呈するなどしていた。一方のトランプ氏は去年の選挙キャンペーン中、「バイデンはカーターよりも悪い米国史上最悪の大統領だ」と述べてバイデン大統領批判の引き合いに出す形でカーター氏を批判。カーター氏の業績でもあるパナマ運河返還については7日に行った記者会見でも言及して、批判を繰り返し米国への返還を求めると主張している。
対立する2人の共通点は、最も大きなものはワシントン政治のアウトサイダー出身の大統領だということ。カーター氏は南部ジョージア州のピーナツ農家出身の庶民派として政界に飛び込み、南部の英語のアクセントを強調して大衆に迎合する演説を行い大統領選挙に勝利した。米国大統領の座がワシントンのエリートの間で受け継がれていた時代にアウトサイダーが、その壁を突破できる前例を作ったといえ、トランプ氏も同じ道を歩んでいる。また、カーター氏は1994年に北朝鮮を訪れ、当時のキムイルソン主席と会談するなど独裁的なリーダーとの面会にためらいを見せなかったことで知られている。こうした姿勢はトランプ氏も同じで1期目ではキムジョンウン総書記と会談した他、ロシア・プーチン大統領との会談にも意欲を示している。また、カーター氏はトランプ氏と同様メディアの影響力を熟知しある時は味方につけ、ある時は批判してけん制するすべに長けていたということ。カーター元大統領は在任中の功績が改めて見直され、退任後の長年の活動から史上最強の元大統領とも評されている。
トランプ次期大統領が同盟国を含む国々からの輸入品に一律で10%から20%の関税をかける考えを明らかにしていることについて、国際緊急経済権限法を使い緊急事態を宣言することを検討していると米国CNNが報じた。この法律は安全保障や経済の面などで異例で重大な脅威がある場合、大統領が緊急事態を宣言すれば輸出入などに規制をかけることができると定めている。トランプ次期大統領は1期目にメキシコが米国に不法入国する移民を減らす措置を講じなければ、IEEPAを利用してメキシコからの輸入品に対する関税を25%に引き上げると警告した。メキシコは、すぐに交渉担当者をワシントンに送り込み交渉を開始しメキシコで待機することを義務づけた政策を復活させ国境警備を強化すると約束し米国と合意した。2018年7月、トランプ氏は通商法301条を根拠に中国の電気自動車やバッテリーなどの部品に対し関税を課した。トランプ次期大統領はIEEPAの適用も検討している。トランプ氏は就任初日に中国、メキシコ、カナダに新たな関税を課すと表明している。メキシコとカナダには25%、中国には、さらに10%の追加関税を課すという。国家の緊急事態を宣言するには脅威があると証明しなければならない。関税賛成派は米国の製造業を活性化するために関税は必要でありトランプ氏は、経済および国家の安全保障のために米国の産業を立て直す必要があることを理解していると主張している。
イーロン・マスク氏はドイツの右派政党AfDを絶賛するとともに党首とX上で対談する方針だが、批判の声が上がっている。マスク氏は極右政党を支持する姿勢を見せているが、ヨーロッパの規定に違反したアルゴリズム操作を行っているとの疑惑もある。何も投稿せず誰のフォロワーにもならずにいたアカウントはマスク氏に関連する投稿が流れるようになり、おすすめの通りにマスク氏のフォロワーになると右派政治家だけでなく差別的なインフルエンサーの情報も流れてきた。マスク氏がフォロワーを増やすためにアルゴリズム操作を命じているとの声も聞かれているが、インターフェースが誘導しないためのコントロール体制はトラないとするXの報告書もある。ヨーロッパではSNSでの対抗措置が遅れているのも事実であり、トランプ氏をおそれて躊躇している可能性もある。これを巡っては、表現の自由を口実に逃げ回るべきではないとの話も聞かれる。
マスク氏はリベラル・進歩派の考えを「woke」と言及し、ウォークマインドウイルスなどと批判している。ウォール・ストリート・ジャーナルの専門家はマスク氏は自身を進歩派から守る救世主でありヨーロッパでもそうすべきとの立場を取っていると分析している。マスク氏が大統領選のようにXを通じて有権者を動かしかねないと警戒している。EU執行機関のヨーロッパ委員会はマスク氏とAfD党首のXでの対談はEUの規制に違反していないと認めた一方で、影響の調査を進めている。
レバノンの国民議会は新大統領に軍トップのアウン氏を選出した。アウン氏はレバノンは正念場を迎え危機的状況であり改革が急務だと強調し、議会に対しイスラエルによる侵略に対処するための協議を呼びかけるとともに軍事力を保有する権限は国家のみにあると言及している。国家は軍を頼りとして南部及び東部の領土とともに、領海の境界線を防衛し、安保理決議を履行して停戦合意を遵守するとともにイスラエルの攻撃を阻止するなどと言及としている。任期は6年で前大統領が任期を終えてからは2年以上大統領は不在となる中での選出となっている。
マンハッタンにあるミシュラン2つ星のすし店でソムリエとして働くクリストファーゴメスさんは日本酒のスペシャリスト。ここで扱っている日本酒はおよそ300銘柄。クリストファーさんは酒造りの現場を知りたいと去年11月、JETROが主催した酒蔵ツアーに参加した。1週間にわたり日本各地で10か所以上の酒蔵を訪ねた。2000年の歴史があるといわれる酒造りの文化に触れ酒蔵で働く人たちとも交流。日本酒の消費が落ち込んでいる現状や去年の能登半島地震で石川県の酒蔵が壊滅的な被害を受けたことも知った。酒蔵ツアーから戻ったクリストファーさんは日本での経験を仲間と共有することにした。クリストファーさんは「日本酒が好きになった理由はそこにつながる人たち。お酒への情熱を共有したい」、「日本酒を広めるために輸出などに協力していきたい」などコメント。
今年のASEANの議長国を務めるマレーシアが石破首相の訪問先に選ばれた。マレーシア・アンワル首相は去年ペルーで開催されたAPEC首脳会議の際に石破首相と面会していて、この時にマレーシアに訪問するよう呼びかけたという。マレーシアはデジタル改革を進めていて、グリーン投資やエネルギー移行を通じて経済成長を促進しようとしている。日本とマレーシアの関係は2023年末に包括的な戦略的パートナーシップに昇格しているが、日本がマレーシアの経済改革や産業育成に大きく関わるようになったのは1980年代始めから。当時のマハティール首相が打ち出したルックイースト政策によるもの。トヨタ・三菱・パナソニックといった日本企業が自動車や家電、電子製品業界でいち早くマレーシアに投資を行い、多くの技術者の育成を行ってきた。また災害支援や海洋安全保障の分野でも日本は大きく貢献してきた。しかしこの20年ほどは中国が一帯一路構想のもとで巨額投資を行ってきたことで日本の影響は薄れ、マレーシアは中国寄りになったともいわれている。日本はマレーシアへ堅調に直接投資を行うとともに、第4位の主要貿易相手国にもなっている。アンワル首相は日本との貿易投資関係をさらに発展させるとともに、特にデジタル改革とエネルギー移行において協力を強化したい考え。
イギリスの元陸軍将校であるジョニー・ハンティントンさんは脳卒中で体の片側に障害が残ったが、単独で南極を目指し、障害のある人では初めての快挙を成し遂げた。46日かけて910km進んだという。単独でやり遂げた人はわずか52人。障害のある人は初だという。ハンティントンさんは、自分の姿を見た人に大きな夢を追いかけようと思ってもらいたいと考えて挑戦したという。
次回は来週火曜日。特集はウクライナ侵攻の現場の今を取材した。
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エンディングの挨拶。
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今週、中国・牡丹江市の小さな村で行われた「スノーディスコ」。人々は氷点下30度の中で厚着をしてダンスを楽しんだ。美しい雪景色のこの地は中国で最も寒い場所の一つとして知られる。獅子舞や花火大会も行われ、盛大なお祭りで人々を魅了した。
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- 牡丹江市(中国)
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