- 出演者
- 望月麻美 マイケル・マカティア 中川栞
オープニング映像が流れ、出演者が挨拶した。
通航料が高すぎるとして「返還を求めることもあり得る」としたパナマ運河について米国・トランプ次期大統領が再びSNSに投稿した内容にパナマ側が反発している。カナダやデンマーク領のグリーンランドについても米国の一部にしたいとの趣旨の主張をして波紋を呼んだばかり。パナマ・ムリーノ大統領は中国軍の兵士がパナマ運河を管理しているというトランプ氏の主張を「ナンセンス」と一蹴した。改めて「パナマ運河はすべてパナマの主権下にある領土だ」と強調した。トランプ氏はこの数日、パナマ運河に対する不満をあらわにし「米国の企業から通航料をぼったくっている」として米国への返還を求めると主張している。そして、長年の盟友であるフロリダ州マイアミ・デイド郡のカブレラ郡政委員を駐パナマ大使に充てるとしている。また、「カナダは米国の51番目の州になるべきだ」、「デンマークの自治領グリーンランドも米国が所有すべきだ」と主張。これに対しグリーンランド自治政府・エーエデ首相は「グリーンランドは我々のものだ。売り物ではない」との声明を出している。
米国・トランプ次期大統領が「カナダを51番目の州に」、「パナマ運河の返還を求める」と述べているのに続いて「グリーンランドも所有すべきだ」と主張。パナマ運河については近年、中国企業が港に出資するなどして中国が、中南米諸国との関係強化を図っていることから、その影響力が拡大することを警戒している。また、グリーンランドは米軍の基地がある他豊富な天然資源を有し戦略的に重要な場所。一方、島の大部分が位置する北極圏では中国やロシアが活動を活発化させていて米国の安全保障においても重要。米国の国益を最優先にさせるトランプ氏の方針が他国への挑発的な姿勢に表れているとみられている。ワシントン・ポストは「トランプ氏はモンロー主義を称賛していて外交原則にしている」と伝えている。モンロー主義とは南北米国大陸を米国の影響力圏とみなし米国以外の国に干渉させないとする考え方。この他、トランプ氏の発言は相手の国から何らかの譲歩を引き出すディールを見据えたものだとの分析もある。
気候変動の影響による干ばつの深刻化で生活に必要な水をどう確保するかが世界中で課題になっている。米国でこの問題が顕著になっているのが西部のコロラド川流域。砂漠や乾燥した土地に広がるロサンゼルスやラスベガス、フェニックスなどの大都市は、ロッキー山脈を水源とするコロラド川からの水に大きく頼っているが、度重なる干ばつによって川の水の量は減少傾向が続き危機感が高まっている。このうちカリフォルニア州は川や湖から供給される水の15%をコロラド川に頼っている。
ネバダ州のミード湖は米最大の人工の湖。一昨年、最低の水位を記録。原因はコロラド川の水量の変化。米地質調査所は、干ばつ・熱波による水の蒸発、上流の雪の減少で、この100年で水量が20%減としている。カリフォルニアは次の大きな干ばつに備えて対策を加速させている。その一つが徹底した節水。カリフォルニア州グレンドーラは2040年までに供給水量43%削減義務付け。水道水の70%が庭の芝生を維持するために使われている。州は少量の水で維持できる在来植物へ補助金を設けて呼びかけている。さらに力を入れているのが下水の再利用。今年10月から下水を飲料水として再利用することが州の規定で認められた。下水を飲料水に浄化するというアイデアが浮上したのは1990年頃。その後、企業・政治家・市民から強い反発を受け、トイレから蛇口へと揶揄された。カリフォルニアやテキサスなど4都市で2015年に行われた調査では、50~60%の住民が支持するなど、理解が広がっているとされている。担当者は「直接飲用に使う動きも今後は広がっていく」と指摘する。
コロラド川の流域にあるネバダ州ラスベガスでは芝生のためのスプリンクラーを稼働させて良い時間帯や曜日などについて規制がある。その取り締まりのための「水警察」までおり、専用車でパトロールと住民への警告を行うなど徹底した対策を取っている。コロラド川を巡っては水量の減少を受けて水を使用する7州とネイティブアメリカンの部族が2026年8月までに将来の水の配分や使い方について合意すべく話し合いを続けている。しかし、主に川の上流と下流の州の意見が対立して難航している。カリフォルニア州は一昨年からの様々な節水の取り組みの結果、ミード湖の水位を4m近く上げることができたと発表した。米国では来月トランプ政権が発足する。トランプ次期大統領は選挙前にカリフォルニア州が魚などの保護を理由に州の北部にある川からの取水を制限していることに反対して「正気とは思えない政策決定」と発言している。このことが民主党支持らに強いカリフォルニア州でも農家たちが多い中部でトランプ氏が支持された理由になったとの分析もある。水不足の問題は米国だけでなく世界中に同じ問題を抱えた地域がある。それだけに節水や最先端技術で米国がこの問題にどう対処し持続可能な形にしていくのか注目されている。
マイケル・マカティアさんの解説。調査によると米国の成人男性の75.9%が肥満。1990年から倍以上も膨れ上がり、女性、子ども肥満率が上がっている。次期厚生長官に選ばれる可能性が高いロバート・ケネディ・ジュニアさんが「MAHA(メークアメリカヘルシーアゲイン)」を掲げ今までの常識を変えようとしている。ポピュリズム+ヘルスの流れに注目。
毎年、ラジオシティ・ミュージックホールで開かれるクリスマス・スペクタキュラー。見どころは、ロケッツと呼ばれる総勢36人が繰り広げるダンス。ところがダンサーのほとんどが白人。ロケッツのマイノリティーの卒業生たちが運営する非営利団体「Rockettes of Color Alumnae」はロケッツだけでなくプロを目指すアジア系などマイノリティーのダンサーたちをサポートしている。この団体を7年前に立ち上げたレイニーサカクラさんとサリーホンさん。日系米国人のレイニーさんは30年前にロケッツのメンバーに選ばれたアジア系の2人目。香港生まれのサリーさんはアジア系4人目のメンバー。レイニーさんたちはレッスンだけでなくショービジネスの世界でアジア系として重ねてきた苦労や成功の秘けつなどを後輩たちに伝えている。白人以外で初めてロケッツのメンバー入りをしたのは丸橋節子さん(1985年)。
レイニー・サカクラさんに取材インタビュー。ロケッツが活躍するシーズンだが卒業生としてどんあ気持ちか質問されたサカクラさんは「わくわくしている。ロケッツは私たちの誇り。いつも応援している。(アジア系の先輩であるセツコさんに会ったときのことについて)私が初めてロケッツの練習スタジオに行った時、1人の女性が私に向かって歩いてきて“私は初代のアジア系ロケッツ”と言った。2代目のあなたが来るのを10年も待っていた」などコメント。また、自分が2代目ということは知っていたのか質問されるとサカクラさんは「何も記録がないので知らなかった。アジア系のパフォーマーは少なくブロードウェイでは今でも5%しかいない。何があっても逃げないで勇気を持って立ち向かうこと。どれだけ頑張ってもオーディションで落とされてしまう。それでも心を開き常に準備を怠らず、良い態度を保っていなければならない・私はいつも若いダンサーたちにどんな状況でも出来る限りのことをしなさいと教えている」などコメント。
カザフスタンで墜落したアゼルバイジャン航空の旅客機はロシア軍の防空システムが原因だと墜落したと海外の複数のメディアが伝えている。ロシアの当局は暫定的な情報として、鳥と衝突し緊急事態が発生したと発表しているが英国BBCは墜落の原因は鳥ではなく最も考えられるのは防空ミサイルによるものとする専門家の話を伝えている。
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