- 出演者
- 望月麻美 中川栞
オープニング映像と挨拶。
ベトナムで開かれていた過去最大規模の兵器や防衛装備品の国際展示会が昨日、閉幕した。ベトナム国防省はアメリカや中国などの企業と3億ドル近い契約を結んだと伝えられている。ベトナムは、これまで主にロシアから兵器を購入してきたが、調達先の多様化を進めている。地政学的な状況が変わる中、ベトナムは今後も国益を守るため軍の近代化を目指している。ベトナム国防省が開いた国際展示会が各国の防衛企業にとってベトナム側にアピールするチャンスとなった。消息筋によるとベトナムと米国は米国のC130輸送機の売却で合意するとみられており、ベトナムの首相と国防相が展示会でC130輸送機を視察した。展示会の最終日にはベトナムは、インド、ベルギー、フランス、米国などと17件の協力協定をまとめた。中国の防衛企業もベトナムでの展示会に初めて参加した。展示会にはイランやイスラエルなどおよそ30か国から200以上の企業が参加し主催者によると2年前の展示会のおよそ2倍となる2億8600万ドル以上の契約がまとまったという。
米国・バイデン大統領は23日、来月の退任を前に連邦刑務所に収監されている40人の死刑囚のうち37人について、仮釈放なしの終身刑に減刑すると発表した。連邦政府による死刑執行の再開を強く支持するトランプ氏が来月、大統領に就任するのを前に、これを阻止するねらいもある。ホワイトハウスはバイデン大統領に残されたあと数週で、さらに恩赦がありうると示唆している。
死刑囚の減刑というバイデン大統領の決定の背景について解説。アメリカでは死刑執行に使う薬物が不必要に苦痛を与えるという議論を受けて、連邦レベルでは2003年から執行を停止している。一方、トランプ氏は死刑制度を支持し、前政権では13人の死刑が執行された。バイデン大統領はこれに反対する立場で2020年の大統領選挙で死刑廃止を公約に掲げていた。翌年にバイデン政権は連邦レベルで死刑の執行を一時的に停止。来月トランプ政権が発足するのを前に人権団体などからバイデン大統領に行動を求める声が高まっていた。今月に入り、ローマカトリック教会のフランシスコ教皇はアメリカの死刑囚が減刑されるように祈るようミサで呼びかけを行った。バイデン大統領は敬虔なカトリック教徒で教皇と協議をしたと伝えられているため、信仰が判断に影響した可能性もある。トランプ次期大統領の政権移行チームは声明を発表「バイデン大統領の忌まわしい決定は被害者や遺族を侮辱している」としている。アメリカでは州レベルで死刑制度がある州もある。トランプ政権発足前に死刑を巡る議論は今後も続くと思われる。
米国で動画共有アプリ「TikTok」を禁止する法律が来月、発効するのを前にトランプ次期大統領は22日に行った演説で「もう少しの間続けてもいいかも」と述べ事業継続を支持する可能性を示唆した。米国では中国の親会社・バイトダンスに対し米事業売却を求める法律が成立し、トランプ氏就任の前日までに売却する事となっていた。米司法省はTikTokは国家安保上の脅威になると主張する中、TikTok側は法律の発効を一時的に止める緊急の差し止め命令を出すよう連邦最高裁判所に申し立てたという。
ワインの一大生産国として知られているフランスは、気候変動の影響で将来的にこれまでのような質の高いブドウが取れなくなるのではないかという危機感がある。フランス南西部ボルドーにあるワイナリーでは、醤油造りが行われている。醤油づくりを行っているのはおよそ400年続く家族経営のワイナリー。醤油づくりはぶどうの収穫が終わり、ワインの仕込みが一段落した11月から始まる。材料は全てフランス産で、日本の伝統的な作り方にこだわっている。共同経営者であるアドリアンさんが醤油づくりを始めたきっかけは、和歌山県にある醤油醸造会社を紹介されたことだった。ワインと醤油は原料は違う一方、発酵させて作るという点では同じ。すぐに話は進み、去年の3月に最初の仕込みが行われた。醤油づくりはアドリアンさんとパートナーのマディナさんが中心となって行っている。仕込みに使う水は地元の硬水を使い、72時間かけて作ったこうじを入れて熟成させる。たるはワインの醸造に使ったフレンチオークのたるを再利用している。フランス料理店では隠し味に醤油が使われていて、シェフたちの関心を集めている。18か月熟成した醤油を知り合いのシェフに試してもらったところ、好評であった。マディナさんは「新しいしょうゆを使った料理を試食して自信がでてきました。」とコメントしている。マディナさんたちは醤油の良さを広く知ってもらうための取り組みとして、地元のマルシェで醤油を使ったガトーショコラの試食を行った。
18か月間熟成させた醤油についての試飲とトーク。「しっかりした味わいで、徐々に甘味・旨味が広がってとてもまろやかで、香りが華やか」などと感想を伝えた。フランスの食習慣の変化でワインの消費量が減っていることなどを受けて、ボルドーでは事業を続けられないワイナリーもでてきている。アドリアンさんは今後醤油の生産量をさらに増やし、ワインの流通網を使ってボルドー産の醤油を販売していきたいと話している。
フィリピン政府はアメリカの「タイフォン」ミサイルシステムの取得を計画しているという。米フィリピンの合同演習の際にも米軍が配備していたことがあるシステムとなっているが、これを受け中国外務省は地域を不安定化させる危険な行為だと主張しているが、フィリピン軍はミサイルシステムを取得する事を認め主権を守る力として必須と主張している。タイフォンは最長で480km離れた敵を攻撃することが可能だが、更に射程を伸ばす技術も開発が進められている。
イタリア・ローマの観光名所、トレビの泉で22日、3か月近い修復工事が終わり一般公開が再開された。しかし、混雑による混乱を避けるため泉の周りに入れるのは一度に400人に限定され、周囲には観光客の長い列ができて不満の声も上がっている。しかしすでに来たことのある人はこのやり方のほうがよいと話す。問題は真夏の観光シーズンに行列に耐えられるのか、人々がルールを守るのか。初めての人数制限は順調なようだが、ローマ市は観光のハイシーズンには有料の入場券の導入も考えている。観光客の数を少し減らすためとローマの顔ともいえるトレビの泉のメンテナンス費用に役立てるため。
オーストラリアの北部ダーウィンでは、人々が自宅にきらびやかなクリスマスの飾りつけをしている。しかし障害がある人たちにとってはにぎやかな雰囲気を楽しむことが難しい場合もある。オーストラリア北部では決して見ることができないホワイトクリスマス。人々は家をきらびやかに飾りつけクリスマスのお祭りを楽しむ輪の中心にしている。地元ラジオ局の番組の電波を使ってふたつとない体験を作り出している家もある。訪れた人たちからの募金を使って困っている人たちを支援する家もある。ダーウィン近郊の都市パーマストンにあるクリスマスワンダーランドには去年1万5000人以上が訪れた。今年は目や耳への刺激を抑えたイベントを用意している。ストロボの光を減らし大きな音も減らし入場人数も少なくしている。感覚が過敏な人や移動に手助けが必要な人への配慮。市長は「すべての人に、自分の居場所を感じてほしい」と話す。
ことしのパリ五輪の競技会場になった「グランパレ」がスケートリンクに大変身。広さは3000平方m。1月8日まで楽しめる。ブラジル人観光客のコメント。アドリア海沿岸にあるプーラで古代ローマ時代の円形競技場がスケート場に。入場料とスケート靴のレンタル合わせて5ユーロ。観客席の111本のクリスマスツリーやイルミネーションは無料で楽しめる。
25日のクローズアップ現代は2024年発生した激動の現場のその後を取材する。
あしたが変わるトリセツショーの番組宣伝を行った。
ファミリーヒストリーの番組宣伝を行った。
NHKスペシャルの番組宣伝を行った。