アメリカ・トランプ政権が進めている不法移民対策。その現場の一つとして注目されているのが「教会」。前のバイデン政権は教会・学校その周辺を不法移民を逮捕しないいわば“聖域”としてきたが、トランプ大統領はこの指針を撤廃、聖域に動揺が広がっている。カルペン牧師は「真冬にきてコートも冬に適した靴もないという家族がいる。わたしたちは宗教的使命を果たすだけ」などと話す。去年滞在資格を獲得したベネズエラ出身のエクター・アルギンゾネスさん(52)は教会を拠点に新たに来た移民の相談にのっている。バイデン政権が4年前難民申請中の人にも入国・滞在の受け付けを再開したことから相談は増え続けてきた。トランプ政権の移民政策に対し教会は張り紙で移民当局の立ち入りを拒否、抵抗の姿勢を示している。