就職氷河期世代が直面しうる3つの不安。その1つが孤独。都内の婚活イベントを取材すると参加者の多くは40～50代の就職氷河期世代。氷河期世代の中心である41～50歳は他の世代に比べ、経済力や仕事の不安定さを理由に結婚に消極的な人が多いというデータが。また、簡単にはいかないハードルがあると婚活アドバイザー・植草美幸さんは語る。結婚して子供がいると自分の老いに気づき、就職氷河期世代の婚活者は一人でずっといるため、20代の感覚のまま30代を超え、自分が40歳だって分かっていない人がいるという。植草さんのもとを訪ねたのは53歳の会社員。若い頃から低賃金に悩まされたというが、懸命に転職を繰り返し、今では商社の正社員で年収約580万円。生活に余裕が出てきたことから婚活を始めたものの既に53歳。結婚相手は一回り下を希望していた。