フアン・サンチェス・コターンのマルメロ、キャベツ、メロンとキュウリの構図は食材が置かれた舞台はなにかの枠のようにもみえる。よく見ると画家の名前が彫り込まれている。西洋絵画では画面全体にバランスよくモチーフを描くことが多いが、コターンはオリジナルの舞台に食材を吊るして弧を描くように配置。画面のくに広がる不自然な黒い背景。また光が特徴で吊下げたモチーフが関連しているという。舞台に影を落とすメロンとキュウリ。一方でキャベツとマルメロの影はどこにも出ていない。一体どのように描いたのか?絵の中を再現する。