米の価格が高騰し、去年2月には2018円だったのに対し、現在3688円と約1.8倍にまで上がっている。江藤拓農水相は、米の出荷は足りており、問題は中間業者の出し渋りと主張している。根拠として、政府が把握する毎年の収穫量が一昨年より去年が18万トン上回っていることを挙げている。一方、JAなどの集荷業者に集まったのは、一昨年より去年の方が下回り、米21万トンが消えたとされている。番組が岩手・花巻市の米農家のAさんを取材したところ「民間の業者はJAの表示価格より高く買うわけで、JAは毎年のことなのになんで買い負けしてるのやって。だって、民間の業者たちは去年8月・9月の稲刈る前にJAより3000円~4000円高い価格を挙げて、最終的には8000円も高かった。JA以外の業務用倉庫を持っている民間業者が、パンパンで米が入らないと言っているのが証拠でしょう」などと話した。また、兵庫県の民間の卸売業者を取材すると「去年の同時期と比べて入荷した量は、今年の方が1.5倍くらい多いが、自分らも米がないと商売にならないから、余ったら余ったで米だから絶対売れる。だから、買えるときに買わないと」などと話している。また、米農家のBさんは「ここのエリアの米農家を全部大手外食チェーンが押さえた。身内の中で買い取り部門を作ったから、世間に米がなくても外食産業がずっと米を出し続けられるっていうのもそういうこと」などと話している。そして、元農水省官僚の山下一仁さんは「農水省は『米は足りているけれど誰かがしまっている、隠している』と言いますが、実際に米がないから値段が上がっている」と指摘している。また、別の米農家からは「これが米の適正価格。新しい機械なんて導入するとあっという間に赤字になる」という声があがっている。
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URL: https://fun-time.co.jp/
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